代表挨拶

高度実践看護師としての専門看護師(CNS:Certified Nurse Specialist)の
新たな役割発揮と発展をめざして

一般社団法人日本専門看護師協議会 代表 長田暁子

 日本専門看護師協議会は、専門看護師が自らの高度実践の質保証や活動の場の拡大に取り組み、看護の質の向上を図ること、そして国民の健康の維持・増進のための政策提言を行い、その実現に向けて活動することを目的に2007年に発足しました。2017年には一般社団法人となり、より社会性や公共性の高い事業展開に取り組んでいます。
 専門看護師は、公益社団法人日本看護協会により「水準の高い看護を効率よく行うための技術と知識を深め、卓越した看護を実践できる看護師」として資格認定されています。日本における高度実践看護師の草分けとして、がん看護専門看護師、精神看護専門看護師が誕生してから23年が経過し、現在は、13の専門分野において2242名が全国で活躍しており、そのうち当協議会の会員として1500名が在籍しています。
 人生100年時代を迎え、全ての人が元気に活躍し続けられる社会、安心して暮らすことのできる社会をつくる必要性が高まる中で、良質な看護を提供するためのシステムを革新するためには、既存の枠組みにとらわれず、先見性をもつ実践や調整が求められます。その点においては、多くの専門看護師が、予防的な視点をもった疾病管理やセルフケアの促進によって、疾病や障がいをもちながら生活する人々とその家族の健康を支え、管理者や多職種と協働して地域包括ケアにおけるチーム医療を推進してきました。これらの実績や知見をもとに、日本における高度実践看護師の新たな制度化や、医療政策に参画していくうえで、組織や専門分野を超えた協働はとても重要です。
 当協議会の最大の強みは、医療施設や訪問看護ステーション、福祉・介護施設、教育・研究機関、行政機関など多様な場所で働く、多様なキャリアの専門看護師が、専門分野を超えたネットワークを持っているところにあります。今後も高度実践看護師としての継続的な能力開発と、より一層社会に貢献するための役割開発、提言を行っていきたいと思います。
 引き続き、皆さまのご支援とご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

(2019年8月)

 

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