代表挨拶

高度実践看護師としての専門看護師(CNS:Certified Nurse Specialist)の
幅広い活躍と発展をめざして

一般社団法人日本専門看護師協議会 代表 長田暁子

 2007年に発足した日本専門看護師協議会は、2017年6月に「一般社団法人 日本専門看護師協議会」として新たな一歩を踏み出しました。昨年新たに認定された遺伝看護、災害看護を含めて、全13分野の専門看護師が全国で活躍し、当協議会の会員数も1400名を超えるほどになりました。これまで当協議会の発展にご尽力下さった方々、そして委員会や専門分野活動を通して、専門看護師の能力開発、活動推進、研究活動、政策提言に貢献して下さっている会員の皆さまには、心より感謝申し上げます。
 近年、人口構造や疾病構造の変化に伴い、生活の質を重視した医療・介護サービスが求められています。そして、医療資源の効果的かつ効率的な活用という側面から、医療の機能分化が推進され、地域や世代を包括した、切れ目のない医療供給体制を整備する必要性がますます高まっています。このような社会情勢の中で、多くの専門看護師が、予防的な視点をもった疾病管理やセルフケアの促進によって、疾病をもちながら生活する人々とその家族の健康を支え、相談・教育活動を通して良質な看護の提供に寄与し、管理者や多職種と協働して地域包括ケアにおけるチーム医療を推進しています。これらの活動や成果は、所属組織や地域で認知、評価されている現状でありますが、高度実践看護を担う専門看護師の活動をより広く世の中に発信して、新たな医療・介護システムの構築や医療政策に参画していくためには、組織や専門分野を超えた協働が必要となります。
 当協議会の最大の強みは、医療機関や訪問看護ステーション、福祉・介護施設、教育・研究機関、行政機関など多様な場所で働く、多様なキャリアの専門看護師が、専門分野を超えたネットワークを持っているところにあると思います。高度実践看護師としての継続的な能力開発はもとより、専門看護師の力と活動成果を集約して、より一層社会に貢献するための活用の促進や役割開発、提言を行っていきたいと思います。
 引き続き、皆さまのご支援とご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

(2018年5月)

 

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