代表挨拶

高度実践看護師(APRN)としてのCNSのさらなる発展にむけて
=地域包括ケア体制における疾病管理、ヘルスプロモーションの強化=

一般社団法人日本専門看護師協議会
代表 宇佐美しおり

 2017年6月25日、日本CNS協議会は、一般社団法人という法人組織のもと、新しい役員体制となりました。これまで長年委員を務めてきてくださいました役員会の皆様、分野事務局の皆様には、法人化準備、学会誌の発刊、日本CNS看護学会の大会準備と実施、各委員会・分野での活発な活動、系統的継続的トレーニングの開催、などを通じ、CNSたちの高度実践能力、研究能力、雇用促進にご貢献いただき、心より感謝しております。本当にありがとうございました。
 近年、医療は大きく変化し、在院日数が減少、地域包括ケアが推進され、入院から地域生活までを促進できるシームレスな治療とケアが求められています。いくつかの疾患を併せ持つ患者も増え、慢性疾患・認知症が増加し、CNSは患者の身体・精神状態の悪化予防、健康の促進、地域での生活期間の延長、患者・家族のQOLを促進できる専門家として必要になってきています。すなわち、患者の疾病管理能力、ヘルスプロモーションにおけるセルフケアへの支援と生活の再構築を促進できる力量が求められています。これまでの実践、研究の中で、CNSは病院内外の治療チーム・多職種連携チーム、看護職のスタッフグループなど、グループ・パフォーマンスを改善して医療チームを構築し、組織に変革をおこし、患者および家族の複雑な病気に関するセルフケアを促進することに成功している、という研究成果もでています。
 しかしながら、地域生活が促進されるにつれ、プライマリケアの重要性も述べられるようになり、特定行為のできる看護師の育成も始まっています。
 今後、私たちCNSはこれまでの実績をもとに、さらに外来・地域における患者・家族の疾病管理、セルフケアを強化し、患者・家族のQOLを促進していきたいと考えています。
 そのため、効率的・効果的な治療やケアの展開、介入の成果と必要とされる介入を生み出す研究も必要となり、高度実践看護師(Advanced Practice of Registered Nurse, APRN)としての系統的なトレーニング、研究、組織に変化を生み出す実践・研究能力が必要になっています。

 日本CNS協議会は、これらの課題に取り組むと同時に、皆様の協議会への参加をもっと意義あるものにしていくための将来構想も検討しております。
 会員の皆様のご意見を今後もいただき、多くのCNSたちの協議会への参加を促進していきたいと考えております。
 今後ともよろしくお願いいたします。

代表 宇佐美しおり

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